本田紘輝くんの世界

昨夜、何気なくテレビを見ていた。
『THE BEST HOUSE ザ・ベストハウス123』
”壮絶!闘病人生 命を燃やして残したメッセージBEST3”


悪性の脳腫瘍により闘病生活を余儀なくされた本田紘輝くんが
病魔と戦ってきた4年、彼が残したいくつもの絵画が紹介されていた。

絵がものすごかった。
11歳の少年の絵とは思えないほど力があり、魅力的で、
心を強く強く揺さぶられた。
彼の強い目や、愛いっぱいの姿を見て、
彼に起ったことが悔しくて涙が止まらなかった。

実は今日一日、ずっと彼の表情や絵が
頭から離れなかった。




4年もの長い月日の中で身体が衰えていく中で、
自分の病気なんかに”負ケテタマルカ”と気持ちを絵画に残していく。
母の喜ぶ顔が見たくて、それが幸せで絵を描き続けていく。

「どうしてそのような空想上の絵が描けるのか」の質問に
「手が勝手に動いていく」
と彼は答えた。
やりどころのない憤りや悔しさ苦しみ痛みが勝手に表現されていたのかもしれない。
家族に愛され、その愛情溢れた心が絵から汲み取ることができた。


彼の絵には
本当に力があった。
彼の表情には強い何かがあった。


母に対して
「ママ 愛しているよ」
ママは
「紘ちゃん、ママも愛しているよ」
と言った。

息を引き取る前、
「ママ、僕の目を忘れないでね」
ママは
「忘れないよ。これからもずっとその目でいろんなもの見ていくんだよ。わかった?」
と問いかけた。
「うん」
と頷いた。


彼を愛する家族、
それを感じていた紘輝くん。
きっと何よりも何よりも大好きなママと別れなければいけないことが
悔しかったのだろう、
寂しかったのだろう、
無念だったに違いない




ありがとう、紘輝くん
すごい生きるエネルギーをもらいました

あなたが残したメッセージを忘れません


”生きる”
ってすごいことだね




今でも涙が止まらないよ、
いつか彼の絵を見に行きたいと思う

2009/10/09(Fri) 00:06:02 | 日記

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hiroko
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