登山について

妊婦に歩くことはよいと言われていて、
お腹大きくなってもできる運動として奨められています

ただ、登山となると難色をみせる方が多いようです

よくないという意見の理由には
転倒する恐れがあること、
何かあった際にすぐに救急車など呼べないウィルダネスという環境であること、
アップダウンがあることで(慣れていない人にとっては)強度が高い運動になること、
そして標高に対してどこまで赤ちゃんに影響があるかわからない、
という点からだと思います

ただ、もちろん空気がよいし、
リフレッシュになるし、
適度な運動にもなるから
肯定的な方もいるようです



まずは標高に関して。

私は富士山ガイドしていて、
子供のが高山病にかかりやすいのを目でみて知っています
ただ、保育園児が毎年富士山に登っているのも見ていますので
もちろん全員高山病にかかるわけでもないし、登れないわけじゃないのも知っています

では胎児は!?
どこまで標高が胎児に影響あるのだろうかということを調べました。
信用できるデータはあまりないというのが現状ですが、
医学書のメルクマニュアルには
3000mまでだったら影響はないということが書かれています

それを信じて富士山は2900mまで行きました。
なんともなかったです
ただ、妊娠4ヶ月でアメリカに行った時に標高2800mの町に行ったのですが、
激しい吐き気に襲われました。
高山病のような症状で、すぐに標高を下げたら調子は戻りました

妊娠前の通常時、富士山の標高(3776m)くらいまでの間だったら
どれくらいの標高で自分の身体がどういう反応をするかを知っています
妊娠前の身体と比べると確実に
高山の影響は低い標高で身体に現れたということがわかりました

赤ちゃんがいることによって
通常よりも酸素を必要として
高山の影響を受けやすくなっているようです

高山の影響を受けるのは個人の体質によりますので
通常の自分がどれくらいの高度でどのように反応するかある程度知った上で
妊婦になった時も標高に対応しなければいけないと思います
その時の体調や環境にもよりますが
3000mまでは大丈夫というメルクマニュアルはあくまでも指標でしかないと思います



標高のこと以外は、
登山の習慣と、
しっかりとしたサポートと、
ちゃんとリスクマネージメントしていればできると思い、
私はずっと続けています

転ばないように十分気をつけて
一人では行かない
もちろん距離もそんなに長くないルートを選んで
無理はしない

妊婦は病気ではないので
今まで日常的にやっていたことを
極端に変えることの方がよくないと考えていて、
それが胎児にもいい影響を与えると信じているからです

ちびちゃんも私たちが幸せであり、
喜んでいれば嬉しいはずだと思っています

もう少しで臨月に入るので
これからは病院からあまり離れた場所には行けないかなって思っています
ただ、もうすぐちびちゃんと一緒に行けると思うとそれが楽しみです

本当に毎日とっても幸せです
パパ、ちびちゃん、いつもありがとうね♪

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瑞牆山(妊娠6ヶ月)

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焼岳(妊娠7ヶ月)

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苗場山(妊娠8ヶ月)

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赤城黒檜山(妊娠9ヶ月)
2014/11/28(Fri) 17:56:14 | 日記

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